パラリンピックを極める!

パラリンピックにズームイン!

2012年の夏におこなわれたロンドン五輪は、日本選手たちが大活躍したのを受けて、空前の盛り上がりを見せました。メダルを獲得した選手たちがずらりと顔をそろえたパレードには、銀座の繁華街でおこなわれたこともあり、50万人の人で沿道が埋め尽くされました。不景気で暗い話題の多い最近では、たくさんの感動を生んだすばらしい快挙だったといえるでしょう。そんな盛り上がりを受けて、パラリンピックにズームインした特集番組が次々に放送されました。

パラリンピックは、障害者スポーツの最高峰といわれる世界大会で、五輪と同じ都市で、約1ヵ月後におこなわれます。参加選手はオリンピアンならぬパラリンピアンと呼ばれ、日本からも選手役員合わせて250人以上が参加しました。
いろいろな視点から作られた特集番組は、パラリンピックに出場する選手を取り上げた内容がほとんどでした。開催までの1ヶ月のあいだに放送するには、ふさわしいものでしょう。
方、パラリンピックに出場できない競技を取り上げた企画もありました。ブラインドサッカーです。
ブラインドサッカーは視覚にハンディキャップのある人たちが、視覚健常者と協力してプレーするサッカーです。パラリンピックの競技の中で、ハンディのある人と健常者がともにプレーする、めずらしいスポーツといわれます。
まったく目の見えない状態でプレーする選手たちが、まるで見えているかのようにドリブルやシュートをする姿が驚きを誘い、近年注目を集めています。しかしながら、ロンドンのパラリンピックには、日本代表チームは参加できませんでした。
アジアの予選で、競技の先輩に当たる韓国に敗れ、敗退していたからです。パラリンピックを目前に、あえて出場できない競技とその選手たちに光を当てた番組は、異色でした。
それでも、世界最高峰の大会を目指す選手の想いに、ハンディキャップのあるなしは関係ないんだと伝わってきて、五輪の感動とはまた一味ちがう、すばらしいものでした。